☆ Tea Salon ☆

むかし、むかしのお話(茶の木)

中国から茶の実が入ってくる以前にヤマ茶というお茶の木が四国から中国、 九州地方に自然に生えていたそうな。焚き火イメージ
山仕事をする男達は、この木を知らずに「なんて香りの良い木だろう」と薪で暖を取りながら枝を火であぶったり、 そのまま湯を注いだ器にいれたりしてごっくん、ごっくん飲んだそうな。
「疲れがとれるんだ、口も臭くなくなるぞ。」と喜んでいたようじゃ。
それが、茶の木だったんじゃ。別名「焼き茶」とも言うんじゃよ。


自然イメージ

一口豆知識 「番茶」と「晩茶」

どちらも”ばんちゃ”と読みます。

「番茶」は、一番茶の摘み取った後の茶樹の 下刈りしたものです。
”川柳(かわやなぎ)”と 呼ばれ主にほうじ茶の原料として使われます。
又、八十八夜の頃に摘まれる一番茶から、6月の二番茶、夏の三番茶、秋にかけての秋番茶、四番茶等と収穫の順番からも総して「番茶」と言われています。
「晩茶」は、7、8月から秋、冬にかけて収穫される四番茶、秋番茶と言われるものです『茶経』のなかで ”晩く採るのを茗(茶)と言う”の中にあるように新茶の時とは違った風味ある本当のばんちゃのお味はこちらの方「晩茶」かも?


まりイメージ

お茶にまつわることわざをご紹介しましょう。

**鬼も十八 番茶も出花**

どんな者にでも一生に一度は美しい時期があるということです。
番茶も淹れたては、又ひと味違って美味しいんですよ。朝顔イメージ

いつかなー? 
茶子もきらきら輝いて・・・きらきら・・

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