☆ Tea Salon ☆

 *** おふぃす通信 11月 ***

茶畑の一年

茶畑 茶畑の一年は秋から始まります
秋の手入れ
9月中旬頃から秋番茶を収穫した後は、来年の春に向けての準備が始まります。 「秋肥」と呼ばれる肥料をまき、石灰を入れるなどして土造りをしたり、 土壌を活性化させるために土をおこしたり、新芽が全体から出てくるように伸びた枝の先を切り取り、 茶樹の形を整えたりします。


冬は寒さとの戦い
冬の手入れ
茶の樹の原産地は暖かい所です。ですから、冬は防寒の為に、茶樹の根元にわらを敷き、周囲に暴風ネットをはりめぐらせます。
冬には小さな白い花を咲かせますがお茶のためには、かわいい花でも咲きすぎは困りものです。年が明けると寒いうちから肥料をまき始め、茶樹の形を整えます。


いよいよ新茶の季節です
春の手入れ
冬の寒さが和らいだ頃、「芽出し肥料」と呼ばれる肥料をまきます。
また、この頃の農家は毎日の天候とにらめっこです。
新芽が出始めてからの霜は打撃的。その為、防霜ファンを回したり、防霜ネットをかけるなどの対処をし、新芽の摘み取りに備えます。
そして、いよいよ4月末からは新茶の茶摘みが始まります。

2回3回と頑張ります
夏の手入れ
一番茶の収穫後、虫や病気を防除しながら肥料をほどこし、 6月から7月上旬にかけ、二番茶の収穫を、8月上旬から中旬にかけて三番茶を収穫します。


茶畑は一年をとおして管理をし、美味しい新茶を摘みとる準備をしています。
どうぞゆっくり味わって下さい!

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